渋谷のオーチャードホールにて。
あまりにも有名なミュージカル。
宝塚でもやったことはあるのですが、私はそれは観ていないし映画もまともに観ていないので、
ほぼまっさらな状態でこのミュージカルを体験しました。
ニューヨーク・ウェストサイドを舞台にした、現代の「ロミオとジュリエット」。
不平等と貧困の中で毎日イライラと過ごしている10代のチンピラたち。
ホワイト・マイノリティのジェット団とプエルトリコ系のシャーク団は日々縄張り争いをしている。
そんな中、元ジェット団のリーダーだったトニーと、シャーク団のリーダーの妹マリアは恋をする。
すごいすごいすごい。
すごいすごいすごい!
ほんとにすごいほんとにすごい!
語彙が足りなくてもどかしいのだが、これほんとにすごい!
なんて圧倒的なダンスナンバーの数々なんだろう。
ダイナミックで、50年も前の作品なのに全く古さを感じさせない振り付けで。
最高にかっこよくて、ずっと客席でわくわくしていた。
幕開きの街角のシーンから、体育館でのダンスパーティでのダンス合戦の迫力、
プエルトリコの女たちが故郷をけなしアメリカを讃える皮肉な「アメリカ」のナンバーの勢い、
ジェット団の男たちの硬質な「クール」のナンバーの緊張感、
どれもこれも、まったく飽きるところがない。
ああ、やっぱりこれは「名作」なんだ。
心からそう思うことができた。
これは悲恋だし、アメリカへの風刺と批判に満ちた作品でもあるから、
無邪気にダンスナンバーの素晴らしさに興奮している場合ではないのだろうけれど。
でもまずこの音楽とダンスの力で強烈に舞台に引きつけてくれる作品であることが、
観客としてすごく嬉しくて、すごく幸せな時間だった。
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