日本有人島最南端の、波照間(はてるま)島へ。
波照間島は、八重山諸島の中でもちょっと遠い。船で1時間ほど。
私、船は苦手です。酔います。
毎日毎日島同士を移動するためには船に乗っていたが、
これまでは乗船時間は短かったためなんとかこらえてきた。
天候が荒れていたわりには、海はすっかり穏やかになっていたが。
いちじかん…不安がつのる。
とりあえず船に乗ったら寝る体勢にはいる。
真っ青な海を見ないのはそれはそれでもったいないのだが、
いい加減飽きるくらい海なんて見ているのでいいのだ。
とにかく酔わないことが先決。
そのかいあってか、ちょっと気持ちは悪くなったものの最悪の事態は免れて島に到着。
今まではひたすら島を歩いてきたが、そろそろ歩くのも飽きたので自転車を使った。
まずは日本最南端の碑を目指す。
着いたそこに、日の丸の碑があるのにぎょっとした。
そっか…。わかっていなかった。
これは単なる観光用の碑ではなく、本土復帰、沖縄が日本に復帰したことを記念する碑だったのか。
終戦後、朝鮮ほか植民地を手放したとき、ともに日本ではなくなった沖縄。
いわゆる外地として扱われた沖縄が、時間をかけて再び日本となった。
日本の最南端がここである、ということ。それは当たり前のことではなかったんだ。
わかってなかった、なぁ。
夜は、民宿の人たちと星空三線ライブに出かけた。
野外で酒を飲みながら、沖縄の伝統楽器である三線を聞かせてくれるのだ。
途中、明かりを完全に消して星を見る時間をもうけてくれた。
ものすごい、星空だった。
知っている星座のまわりに、普段なら見えない知らない星が光っている。
すごい数の星だ。自分に形容詞の持ち合わせが少ないのが歯がゆくなるくらい、見事な眺めだった。
むしろ、三線はいいからずっと星を見ていたくなるくらい。
本当に、これだけあれば他に何もいらずぼーっとしていられた。
今の時期ならば、夜中になれば南十字星が見えたはずなのだが、
残念ながら遅くなると雲が出てきてしまいそれは見ることができなかった。
でも、この島の星は、ほんとうにまた来て見たいものだ。
2009年03月16日
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