2009年03月08日

SAUDADE サウダージ

梅田芸術劇場で、月組公演を観てきました。

SAUDADE サウダージ
サウダージ。郷愁、哀惜、追慕の念。
これをテーマにした、不可思議な雰囲気のダンス・ショー。

昨日観たものが退団イベントの色が強いのに対し、
今日は「作品」を観たという気になった。

第一部は幻想的で妖しいダンス作品。
第二部は、港のカフェバーに居合わせた様々な人物たちが交差する、
ほんのひとときの偶然のシーンといった短い芝居が中心の、やはりショー。

とにかく踊る踊る踊る。
13人という少人数で行われたこの公演、
みんな素敵。みんなかっこいい。みんなダイナミック。
私はダンスの良し悪しはあまりわからないのだけれど、よかったと思う。
第二部の短い芝居も、好き。
カフェバーの、13人の人たち。
立派な人もいなくて大きなドラマも起こらない。
それぞれ何かは抱えているけれど、それは特別なものなんかじゃない。
ちょっとワケありということまで含めて、「普通」な人たち。
昨日と同じような今日を過ごして、そのまま明日を迎えようとしているだけ。
何も特別じゃない。
そんなワンシーンを描いた小品だ。

それでも何かは起こっていて、何かは変わっていて、
ある日ふと、今の自分が何でもなかったはずのあの日に支えられていることに気付く。
偶然が重なっただけのひとときを繰り返していても、何ひとつ無駄ではない。
そんなサウダージ。

泣きたくなるくらい響いてきた。
泣く、というような強い感情を起こさせるたぐいのものではなかったのに。
ほんとに派手さはなく、ドラマティックなわけではないのに。
すごく、すごくよかった。

トップのアサコさん(瀬名じゅん)はほんとに綺麗だ。
スマートでシャープで端正で。
デコラティブなものより、
シンプルな白いシャツと黒のパンツでストイックに踊る姿が似合う。
こういう姿で勝負して様になる人は、素敵だなと思う。
posted by バンビ at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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